2014年12月1日月曜日

RSウイルス感染症とは

RSウイルスを原因とする病気で、主な症状は発熱、咳、鼻水、咽頭痛、頭痛、倦怠感など風邪に似た症状です。
感染力は強く、2歳までにほとんどすべてのお子さんがRSウイルスに感染すると言われており、どの年代でも再感染は起こりますが、一般的には、年長児以降は重症化することは少ないです。

◆感染経路
ウイルスを含むしぶきが(飛沫)が患者のくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む、あるいは手指を介して接触することにより感染します。

◆潜伏期間
2~7日(通常4~5日)。発症から1週間程度は咳などにより感染を拡げることに注意が必要。

◆治療
特効薬はなく、対象療法がおこなわれます。低年齢のお子さんは重症化しやすいので(肺炎等)早めの受診が大切です。

◆感染拡大の防止
飛沫感染や接触感染であることを考慮して感染を拡げないことが大切です。
  • まめな手洗い
  • 咳エチケットを守る
  • 熱などの症状が消失しても咳症状などが見られる場合は、「感染」やお子さんの体調に配慮して外出を見合わせることも検討して下さい